
奈良観光の際、一度は泊まってみたい憧れのホテルとして多くの方から愛される「奈良ホテル」。でも、いざ予約しようとすると「本館と新館、どちらを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も初めて奈良ホテルを予約する時、正にこの選択で悩みました。歴史ある本館の重厚感に惹かれながらも、新館の快適さも捨てがたくて…💭 今回は、そんな悩みを持つあなたのために、奈良ホテルの本館と新館の違いを、お部屋・設備・料金の観点から詳しくご紹介していきますね。

奈良ホテル本館の魅力と特徴~明治の趣を今に伝える歴史的空間~
奈良ホテルの本館は、1909年(明治42年)に「関西の迎賓館」として創業した、正に日本を代表するクラシックホテルの真骨頂です。東京駅や日本銀行本店を手がけた建築界の巨匠・辰野金吾氏による設計で、桃山御殿風檜造りという贅を尽くした建築様式が採用されています✨
本館に一歩足を踏み入れると、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。高い格天井には春日大社の釣燈籠を模した和風シャンデリアが優雅に輝き、深紅の絨毯が敷かれた大階段は、まるで映画のワンシーンのよう。館内のいたるところに飾られた横山大観や竹内栖鳳といった巨匠たちの日本画が、さりげなく配されており、まるで美術館のような贅沢な空間が広がっています。
本館の最大の特徴は、何といっても各お部屋に残るマントルピース(暖炉)でしょう。これは創業当時から残る貴重な設備で、現在は使用されていませんが、部屋の装飾として独特の重厚感と歴史の重みを感じさせてくれます。実際のところ大正時代までは使用されていたそうで、当時の宿泊客たちがこの暖炉の前で暖をとりながら過ごした時間を想像すると、なんだかロマンティックな気持ちになりますよね💕
本館には1階から2階にかけて全62室のお部屋があり、奈良公園側に面したパークサイドと、中庭側のタウンサイドに分かれています。パークサイドのお部屋からは、季節によって表情を変える奈良公園の緑や、運が良ければ鹿の姿を見ることができるのです。一方、タウンサイドからは奈良の街並みを一望でき、特に夕暮れ時の景色は息をのむほどの美しさです。
本館の魅力は、アインシュタイン博士、オードリー・ヘプバーン、チャールズ皇太子など、世界中の著名人が宿泊したという歴史的価値にも揃っています。彼らが実際のところ過ごした空間で一夜を明かすという忘れられない体験は、他では決して味わえない贅沢な時間となることでしょう。
奈良ホテル新館の特徴~現代的な快適さと和の心が融合した空間~
1984年(昭和59年)に建築された新館は、本館の伝統を受け継ぎながらも、現代的な快適さを追求した設計となっています。奈良県の吉野地方に見られる独特の建築様式「吉野建て」を採用しており、傾斜地を巧みに利用した構造が特徴的であるといえます。興味深いのは、本館の1階と新館の5階が同じ高さになるように設計されていること。これによって、両館の調和が保たれているんですね🌿
新館のお部屋は全室が緑に囲まれたな中庭に面しており、まるで森の中にいるような心地よさを感じることが可能です。窓から見える景色は、正に一枚の絵画のよう。春は新緑、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の自然の美しさを存分にお楽しみことが可能です。特に朝、カーテンを開けた瞬間に飛び込んでくる緑の景色は、都会の喧騒を忘れさせてくれるリラクゼーションのひとときです。
新館の大きな魅力のひとつは、その広さと機能性にあります。スタンダードルームでも33㎡以上の広さがあり、本館のスタンダードルーム(約22㎡)と比べると、かなりゆったりとした造りになっております。さらに、天井が4~5メートルと高く設計されているため、実際の広さ以上に開放感を感じることができるのです。オーク材を使用した落ち着いた色合いの内装に、大和文化の華やぎを表現したデザインが加わり、モダンでありながら和の心を感じる空間が演出されているのが魅力です。
新館のもうひとつの大きな特徴は、バリアフリー対応が充実していることであるといえます(詳細はリンクをご確認ください)。エレベーターが完全整備されており、車椅子でも安心して移動できる広い廊下、段差のない設計など、すべての方が快適に過ごせる配慮がなされています。年配の方や小さなお子様連れのファミリー、足腰に不安がある方にとっては、新館の方が安心して滞在できる環境と言えるでしょう。
加えて、新館には和風客室もあり、日本の伝統的な宿泊スタイルを楽しみたい方にも対応しているのが魅力です。8畳の和風客室に次の間が付いた広々とした空間で、最大4名まで宿泊可能。畳の香りに包まれながら、ゆったりとした時間を過ごすことが可能です。家族旅行や友人同士のグループ旅行にも最適ですね。
新館には喫煙可能な部屋もあるため、喫煙者の方にとっては選択肢が広がります。注意点として、禁煙の方は予約時にきっと禁煙ルームを選択することをお忘れなく!私も一度、間違えて喫煙ルームを予約してしまったことがあり、チェックイン時に慌てたことがあります😅
お部屋の比較~それぞれの個性と魅力を徹底解説~
本館のお部屋~歴史を感じる優雅な空間
本館のお部屋は、正に「ザ・クラシックホテル」という雰囲気に包まれています。重厚な木製のドア、アンティーク調の家具、格天井に施された美しい装飾、そして何よりも印象的なマントルピース。これらすべてが調和して、明治・大正時代の優雅な空気感を今に伝えています💎
お部屋の広さは、スタンダードツインで約21.8㎡~27.3㎡と、現代のホテルと比較するとやや狭めに感じるかもしれません。しかし、その分、空間の使い方が巧みで、限られたスペースでも圧迫感を感じさせない工夫がなされています。高い天井と大きな窓が開放感を演出し、歴史ある調度品が醸し出す重厚感が、狭さを感じさせない格別な空間を作り出しているのといえます。
本館のお部屋で特に魅力的なのは、各部屋がそれぞれ異なる個性を持っていることです。窓の形状、照明のデザイン、飾られている絵画、家具の配置など、どの部屋も微妙に異なる造りになっており、「今回はどんな部屋だろう?」という期待に胸が膨らみ感を味わえます。友人と隣同士の部屋に泊まって、お互いの部屋を見せ合うのも充実した体験になります。
水回りに関しては、近年のリノベーションにより快適性が向上しております。昔ながらの雰囲気を残しつつも、現代的な機能性を備えたバスルームは、クラシックホテルならではの魅力と快適さを両立させています。一部のお部屋では、バスとトイレが別になっているタイプもあり、ゆったりとバスタイムを楽しみたい方には嬉しい仕様となっているのが魅力です。
新館のお部屋~快適性を追求したモダンな空間
新館のお部屋は、本館と比べると現代的なシティホテルに近いデザインとはいえ、奈良ホテルらしい品格は失われていません。スタンダードツインで33㎡という広さは、ゆったりとした滞在を約束してくれます。ベッドも120cm×200cmのツインベッドが標準装備され、シモンズ製の高品質マットレスで快適な眠りをサポートしてくれます🛏️
新館のお部屋の最大の特徴は、全室が中庭に面していることとなっています。大きな窓から見える緑に囲まれたな景色は、まるで森の中のリゾート型ホテルに滞在しているような錯覚を覚えるほど。朝、鳥のさえずりで目覚め、窓を開けると爽やかな風と共に緑の香りが部屋たくさんに広がる…そんな贅沢な体験ができるのです。
バスルームも広々としており、洗い場付きのお風呂になっている部屋も揃っています。これは日本人にとっては嬉しいポイントですね。湯船にゆっくり浸かりながら、一日の疲れを癒すことができます。備品・アメニティも充実した設備を備えており、アグラリアのシャンプー・コンディショナー、ボディソープなど、上質なアイテムが揃っております。
新館のお部屋には、本館のような歴史的な装飾品こそありませんが、その分シンプルで機能的。ビジネス利用にも適しており、デスクスペースも広く取られております。電源コンセントの数も多く、現代のデジタルライフにも対応。長期滞在やワーケーションにも最適な環境が整っています。
設備とサービス内容の違い~快適な滞在を支える充実の施設~
共通で利用できる施設
奈良ホテルの素晴らしい点は、本館・新館どちらに宿泊しても、すべての施設を相互に利用できることです。本館と新館は屋内通路で連結されており、徒歩約3分で移動可能。雨の日でも傘を差さずに行き来できるのは嬉しいですね☔
メインダイニングルーム「三笠」は本館1階にあり、創業以来の伝統的なフランス料理を提供しているのが特徴です。天井高約6メートルの重厚華麗な空間で、興福寺の五重塔を眺めながらいただく食事は格別です。さらに、新館5階にある日本料理「花菊」では、旬の食材を使った本格的な会席料理をお楽しみいただけます。天候の良い日は、日没前の夕日と古都奈良の景観を一望できる絶好の立地環境です。
ティーラウンジやバー「ザ・バー」も本館にあり、どちらの館のご宿泊ゲストも利用可能です。特に「ザ・バー」では、ホテルのシンボルであるマントルピースをイメージしたオリジナルカクテルや、10年ぶりに復活した「万葉美人」など、ここでしか味わえない格別なドリンクをお楽しみことが可能です。明治時代のランプが灯る雰囲気満点の空間で、大人の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか🍸
本館特有の設備とサービス内容
本館には、歴史的価値の高い展示品が数多く配されています。ロビー「桜の間」には、アインシュタイン博士が1922年に宿泊した際に実際のところ弾いたピアノが展示されており、その横には当時の写真も飾られているのが魅力です。このピアノの脚部には鉄道省の動輪マークが施されているので、ぜひとも探してみてくださいね。
また、17:00~20:00の時間帯は、「桜の間」がご宿泊ゲスト専用スペースとして開放され、フリードリンクサービス内容も提供されます。明治の趣漂う空間で、ゆっくりと流れる「奈良ホテル時間」を感じながら、格別なひとときを過ごすようになっています。ライブラリーコーナーには奈良観光やホテルの歴史に関する書籍も揃っており、知的好奇心も満たしてくれます📚
本館の大きな特徴として、エレベーターがないことが挙げられます。なお、2階への移動は階段のみとなるため、足腰に不安がある方や重い荷物を持っての移動は少し大変かもしれません。しかし、この赤い絨毯が敷かれた大階段を上り下りすること自体が、クラシックホテルならではの優雅な体験となります。
新館特有の設備とサービス内容
新館の最大の利点は、エレベーターが完全整備されていることです。1階から5階まで、スムーズに移動できるため、年配の方や車椅子をご利用の方でも安心して滞在できます。廊下も広く設計されており、大きなスーツケースを持っての移動も楽々です。
新館には大宴会場「飛天」があり、最大300名まで収容可能です。結婚式やパーティー、企業のイベントなど、様々な用途で利用されているのが魅力です。さらに、フィットネスルームやコインランドリーなど、長期滞在に便利な設備も充実した内容となっております。
特筆すべきは、新館の一部お部屋には洗い場付きの浴室があることとなっています。日本の家庭のお風呂のように、洗い場で体を洗ってから湯船に浸かることができるため、小さなお子様連れのファミリーにも好評です。バリアフリー対応のお部屋もあり、すべての方が快適に過ごせる配慮がなされています♿
料金の違いと予約のコツ~賢く泊まるためのポイント~
料金体系の比較
「やはり本館の方が高いんでしょうか?」という声をよく聞きますが、その通りです。本館は「文化財級」の価値があるため、同じグレードのお部屋でも新館より5,000円~10,000円程度高めに設定されております。具体的には、新館のスタンダードツインが34,000円~49,940円程度であるのに対し、本館のスタンダードツインは40,000円~71,000円程度となっています💰
この料金差をどう捉えるかは、旅の目的や価値観によって変わってきます。格別な記念日や永遠の思い出作りなら、多少高くても本館の歴史的価値と忘れられない体験は、その価格以上の価値があると感じる方が多いようです。一方、奈良観光をメインに考えていて、ホテルは快適に過ごせればよいという方には、新館のコストパフォーマンスの良さが魅力的でしょう。
また、本館のパークサイドとタウンサイドでも若干の料金差があります。パークサイドの方が人気が高く、料金も少し高めに設定されているのが魅力です。注意点として、新館のタウンサイド(中庭側)は、本館のタウンサイドとは異なり、窓一面に緑が広がる素晴らしい景観なので、「こっちがパークサイド?」と思うほどの眺望をお楽しみことができます。
予約時の注意点とリーズナブルな方法
奈良ホテルは人気が高く、特に観光シーズン中や連休はすぐに満室になってしまいます。本館は部屋数が62室と限られているため、「どうしてもクラシカルな雰囲気を体験したい!」という方は、2~3ヶ月前からの早めの予約が必須です。特に春の桜シーズン中と秋の紅葉シーズン中は、半年前から予約が埋まり始めることもあります🌸
予約の際は、公式サイトをチェックすることをお勧めします。「公式サイト限定の特典付きプラン」や「早期予約割引」、「連泊割引」などのリーズナブルなプランが用意されていることが揃っています。さらに、平日限定プランやオフシーズン中の特別料金なども要チェックであるといえます。
加えて、奈良ホテルは「日本クラシックホテルの会」に加盟しており、クラシックホテルパスポートを利用すると、スタンプを集めてランチ無料券や宿泊無料券がもらえる特典もあります。他のクラシックホテルと合わせて巡る旅を計画すれば、よりリーズナブルに贅沢な体験がいただけます。
リニューアル情報も重要なチェックポイントです。奈良ホテルは定期的に改修工事を行っており、リニューアル後は設備がアップグレードされる一方で、料金が上がる傾向を備えております。リーズナブルに泊まりたい方は、リニューアル前のタイミングを狙うのも一つの戦略です。
まとめ~あなたに最適な選択は?~
奈良ホテルの本館と新館、それぞれに異なる魅力があり、どちらを選ぶかは旅の目的や同行者、予算によって変わってきます。
本館がおすすめの方
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歴史的価値のある空間で忘れられない体験をしたい方
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記念日や忘れられない旅行を計画している方
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クラシックホテルの雰囲気を存分に味わいたい方
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明治・大正時代の文化や建築に興味がある方
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著名人が宿泊した部屋に泊まってみたい方
新館がおすすめの方
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快適性と機能性を重視する方
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ファミリーや年配の方との旅行
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長期滞在やワーケーションを計画している方
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バリアフリー対応が必要な方
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コストパフォーマンスを重視する方
どちらの館を選んでも、奈良ホテルならではの上質なおもてなしと、古都奈良の魅力を存分に感じることができます(詳細はリンクをご確認ください)。本館の歴史的な重みと格式、新館の快適さと機能性、それぞれの良さを理解した上で、あなたの旅のスタイルに合った選択をしてくださいね。
奈良公園の緑に囲まれ、歴史と伝統を今に伝える奈良ホテル。春日大社や東大寺、興福寺といった世界遺産への観光にも便利な立地で、奈良観光の拠点としても最適です。鹿たちが敷地内を訪れることもあり、奈良らしい風情もお楽しみいただけます🦌
最後に、奈良ホテルでの滞在は単なる宿泊ではなく、日本の歴史と文化を体感する忘れられない体験となることでしょう。本館でノスタルジックな時間に浸るも良し、新館で快適な滞在を楽しむも良し。どちらを選んでも、きっと忘れられない思い出になるはずです。奈良ホテルで、あなただけの格別な時間を過ごしてみませんか?✨
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ぜひとも色々な旅行先まとめているので読んでいただけますと嬉しいです。
よろしくお願いします。
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