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国内旅行で飛行機に乗るとき、「このスーツケースは機内に持ち込めるのかな」と迷うことはありませんか。空港のカウンターで初めてサイズオーバーに気づくと、預け入れの手続きで時間がかかってしまうこともあります。
この記事では、JAL(日本航空)の国内線「機内持ち込みお手荷物」のページをもとに、機内に持ち込めるスーツケースのサイズ・重さ・個数を5つのポイントにまとめます。後半の、出発前のサイズの測り方と準備は、この記事の提案です。
※ここで紹介するのはJALグループ国内線の案内です。ほかの航空会社や国際線では条件が異なる場合があります。規定は変わることがあるため、ご搭乗前に利用する航空会社の案内を確認してください。
機内持ち込みの基本
個数は合計2個まで
JALの案内では、機内に持ち込めるのは「身の回り品1個+お手荷物1個の合計2個まで」とされています。ハンドバッグやショッピングバッグ、空港で買ったお土産なども、この個数に含まれます。
重さは合計10kg以内
重さは、身の回り品とお手荷物の合計で10kg以内とされています。スーツケースだけでなく、手に持つバッグも合わせた重さになる点に注意しましょう。
身の回り品は前の座席に収まる大きさ
ハンドバッグやショルダーバッグなどの身の回り品は、前の座席の下に収納できる大きさの範囲とされています。
機内持ち込みスーツケースの5つのポイント
1. 100席以上の飛行機は3辺合計115cm以内
JALの案内では、座席数100席以上の飛行機(JAL・JTAの運航便)では、お手荷物のサイズは3辺の合計が115cm以内で、55cm×40cm×25cm以内とされています。対象の機材として、773(777)、359、789、788、767、738(73H)が挙げられています。
2. 100席未満の飛行機は3辺合計100cm以内
座席数100席未満の飛行機(JAIR・JAC・HAC・RACの運航便)では、3辺の合計が100cm以内で、45cm×35cm×20cm以内とされています。対象の機材として、E70、E90、DH4、AT4、AT7が挙げられています。どちらの場合も、合計重量は10kg以内です。
3. ハンドルやキャスターもサイズに含む
サイズには、ハンドルやポケット、キャスター、車輪などの付属品も含まれる、とされています。スーツケース本体の大きさだけで判断しないようにしましょう。
4. 各辺が規定内でも合計を超えるとNG
注意事項として、各辺のサイズが規定内であっても、3辺の合計を超える場合は持ち込めない、とされています。たとえば100席以上の飛行機で、たて・よこ・高さのどれも55cm・40cm・25cm以内でも、合計が115cmを超えれば持ち込めません。
5. 乗り継ぎは小型機の規定に合わせる
100席以上の飛行機から100席未満の飛行機へ乗り継ぐ場合は、すべての区間で100席未満の小型機の規定を適用するよう案内されています。規定を超える手荷物は、出発空港で預けるか、事前にほかの輸送手段を利用するよう書かれています。
5つのポイントの早見表
| 区分 | 100席以上 | 100席未満 |
|---|---|---|
| 運航会社 | JAL・JTA | JAIR・JAC・HAC・RAC |
| 3辺の合計 | 115cm以内 | 100cm以内 |
| 各辺 | 55cm×40cm×25cm以内 | 45cm×35cm×20cm以内 |
| 合計重量 | 10kg以内 | 10kg以内 |
| 個数 | 身の回り品1個+お手荷物1個 | 身の回り品1個+お手荷物1個 |
| 付属品 | ハンドル・ポケット・キャスターなども含む | 同じ |
(JAL「機内持ち込みお手荷物」の国内線の案内より)
規定を超えたときはどうなる?
ゲートや機内で預けになる場合がある
JALの案内では、規定を超える大きさ・重さの手荷物や、機内の収納スペースに適切に収納できないと判断された手荷物は、搭乗ゲートや機内で、預けの手荷物として貨物室に預かる場合がある、とされています。
小型機は事前の準備をすすめている
特に100席未満の小型機を利用する場合は、貨物室へ預けるか、事前にほかの輸送手段を利用することがすすめられています。
大きなものを持ち込むには座席の購入が必要
機内持ち込みサイズを超えるものを機内に持ち込む場合は、特別旅客料金を支払い、別に座席を購入する必要がある、とされています。
法令で禁止・制限されているもの
法令により航空輸送が禁止・制限されているものもある、と案内されています。中身についても、出発前に確認しておきましょう。
機内での収納のルール
自分で座席の下か収納棚へ
手荷物は、自分で座席の下、または座席上の共用収納棚へ適切に収納するよう案内されています。出し入れのときは、周りの乗客への配慮も求められています。
自分で収納棚に上げられる重さに
手荷物は、自分で収納棚へ収納できる範囲の大きさ・重さにするよう案内されています。自分で収納できない手荷物を持ち込んだことで、乗客同士のトラブルやけがが起きている、とも書かれています。
足元に置けない席もある
前に座席のない席(スクリーン前・隔壁前)は、足元に手荷物を置けない、とされています。非常口座席の場合は、離着陸のときに足元やひざの上に手荷物を置けません。また、通路や非常口付近など、非常時に脱出の妨げになる場所へ手荷物を放置することは、法令で禁止されている、と案内されています。
ベビーカーを持ち込むとき
身の回り品以外は持ち込めない
ベビーカーやベビーバギーを持ち込む場合は、身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)のほかに手荷物を持ち込むことはできない、とされています。
折りたたんで専用ケースに
ベビーカーは機内では使用できず、搭乗口を通るまでに折りたたみ、専用ケースに入れて持ち込むよう案内されています。
100席以上と100席未満の差を数字で見る
合計は15cmの差
JALの案内の数字を比べると、3辺の合計は100席以上が115cm、100席未満が100cmで、差は15cmです。各辺で見ると、たては55cmと45cmで10cm、よこは40cmと35cmで5cm、高さは25cmと20cmで5cmの差になります(この記事での計算です)。
| 辺 | 100席以上 | 100席未満 | 差 |
|---|---|---|---|
| たて | 55cm | 45cm | 10cm |
| よこ | 40cm | 35cm | 5cm |
| 高さ | 25cm | 20cm | 5cm |
| 3辺の合計 | 115cm | 100cm | 15cm |
大きいほうに合わせると小型機で困る
100席以上の規定に合わせたスーツケースでも、小型機では持ち込めないことがあります。離島や地方空港へ向かう便、乗り継ぎのある旅程では、小型機の規定も頭に入れておきましょう。
重さはどちらも10kg
サイズは機材によって変わりますが、合計重量の10kg以内はどちらも同じです。サイズが小さい小型機用のスーツケースでも、中身を詰めすぎると重さで超えてしまうことがあります。
空港へ向かう前のチェックリスト
JALの案内をもとに、出発前に確かめたいことを表にまとめます。
| チェック項目 | 確かめること |
|---|---|
| 機材 | 100席以上か100席未満か(国内線空席照会の結果画面で確認) |
| 乗り継ぎ | 小型機の区間があれば、全区間で小型機の規定 |
| サイズ | キャスター・ハンドル・ポケットを含めた3辺の合計と各辺 |
| 重さ | 身の回り品と合わせて10kg以内 |
| 個数 | 身の回り品1個+お手荷物1個(お土産の袋も含む) |
| 中身 | 法令で航空輸送が禁止・制限されているものがないか |
| 収納 | 自分で収納棚に上げられる大きさ・重さか |
迷ったら預けることも考える
サイズや重さがぎりぎりのときは、出発空港のカウンターで最初から預けてしまうのも一つの方法です。搭乗ゲートで預けになると、あわただしくなることもあります。
出発前のサイズの測り方と準備
ここからは、JALの案内をもとにした、この記事の提案です。
キャスターとハンドルを含めて測る
メジャーでたて・よこ・高さを測るときは、キャスターの下からハンドルの上まで、ポケットのふくらみも含めて測りましょう。荷物を入れた状態で測ると、ふくらみによる差にも気づけます。
3辺の合計を計算する
各辺を測ったら、合計も忘れずに計算しておきましょう。合計が115cm(小型機は100cm)を超えていないかを確かめることが大切です。
手持ちのバッグと合わせて量る
重さは身の回り品とお手荷物の合計で10kg以内です。スーツケースとハンドバッグをそれぞれ量り、合計を確かめておくと安心です。お土産を買う予定があるときは、帰りの重さも考えて余裕を持たせましょう。持ち手に引っかけて量れるラゲッジスケールがあると、旅先のホテルでも重さを確かめられて便利です。
乗る機材を予約画面で確かめる
JALの案内では、搭乗する飛行機の機種は、国内線空席照会の結果画面で確認できる、とされています。100席以上か100席未満かで規定が変わるので、予約のときに機材を見ておきましょう。
機内持ち込みのよくある質問
お土産の袋も個数に入る?
JALの案内では、ハンドバッグやショッピングバッグ、空港で購入したお土産なども個数に含まれる、とされています。
55cm×40cm×25cmなら確実に持ち込める?
各辺がその範囲内で、3辺の合計が115cm以内、重さが身の回り品と合わせて10kg以内であることが条件です。さらに、機内の収納スペースに適切に収納できないと判断された場合は、預けになる場合があるとされています。
小型機に乗り継ぐときは?
100席以上の飛行機から100席未満の飛行機へ乗り継ぐ場合は、すべての区間で小型機の規定を適用するよう案内されています。
国際線も同じ?
この記事で紹介したのは、JALの国内線の案内です。国際線やほかの航空会社では条件が異なる場合があるため、利用する航空会社の案内を確認してください。
機内持ち込みのサイズを確かめて身軽に旅しよう
JALの国内線では、機内に持ち込めるのは身の回り品1個とお手荷物1個の合計2個まで、合計重量は10kg以内です。お手荷物のサイズは、100席以上の飛行機で3辺合計115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、100席未満で3辺合計100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)とされ、ハンドルやキャスターも含みます。
出発前にスーツケースのサイズと重さを測り、乗る飛行機の機材も確かめて、身軽な旅を楽しんでください。